旭化成ファーマは6月16日、同日より俳優の山口智子さんを起用したテレビコマーシャルを中心に、インターネット広告やWEBサイトを活用した骨粗しょう症治療の疾患啓発活動「STOPドミノ骨折キャンペーン」を開始すると発表した。
日本では約1590万人の骨粗しょう症患者がいるとされ、特に女性に多くみられる疾患となる。
50歳代女性の10人に1人、60歳代女性の5人に1人、70歳代女性の3人に1人、80歳以上の女性の2人に1人が骨粗鬆症といわれている。
高齢化に伴い、骨粗しょう症による骨折は今後も増加すると予測されており、骨粗しょう症による脆弱性骨折の中で最も多いのは、椎体骨折となる。そして骨粗鬆症による骨折を一度起こすと、次の骨折が起きやすくなることが知られている。
椎体骨折は大腿骨近位部骨折と同様に、その後の健康や寿命に悪影響を与えること等が報告されている。しかし、骨折をきっかけに骨粗しょう症の治療を始める人はまだ少なく、治療を始めても途中でやめてしまう人が多いのが現状となる。
今回の疾患啓発活動では、患者が早い段階で骨折に気づいて医療機関を受診し、適切な治療を受けることを促す。そして、次々に別の場所も折れてしまう、通称ドミノ骨折を防ぎ、さらなる症状や障害の悪化を防止することの重要性を啓発していく。
同活動では、テレビコマーシャルを中心に、WEBサイト等で骨粗しょう症によるドミノ骨折と、骨折していたらすぐに治療が必要であるというメッセージを患者に向けて発信し、医療機関への受診を促す。患者を適切な治療へ導くことで、ドミノ骨折を予防し、一人でも多くの患者が、生涯、しなやかに歩き続けられるようになることを目指す。
キャンペーンアンバサダーとして、俳優の山口智子さんを起用し、テレビコマーシャルやキャンペーン特設WEBサイト、病院施設内ポスターなどを通じて、骨粗しょう症治療を応援していく。
山口智子さんは、「こんにちは、山口智子です。旭化成ファーマ「STOPドミノ骨折キャンペーン」に出演させていただきます。身体も、心も、しなやかに。前を向いて、胸を張って、元気に人生を歩みましょう!!STOP!ドミノ骨折!骨粗鬆症の治療を応援します!」とコメントしている。
2025年06月17日