トクヤマ 新第一塩ビ千葉工場での汎用塩ビ生産を停止

2014年11月04日

ゴムタイムス社

 トクヤマは10月31日、同社のグループ会社である新第一塩ビが、塩化ビニル事業の抜本的な収益構造の改革を行うため、汎用塩ビを生産する千葉工場について2015年9月末を目処に生産を停止すると発表した。

 競争力のある徳山工場へ生産を集約することによる製造出荷体制の再構築を実施する。

 千葉工場の生産停止に伴い、新第一塩ビの生産体制は、汎用塩ビ生産の徳山工場、ペースト塩ビ生産の愛媛工場となる。二拠点での最適生産体制確立により、塩化ビニル事業の基盤強化を図る。

 新第一塩ビは資本金20億円、売上高は222億円(2014年3月期)、資本構成はトクヤマが71%、日本ゼオンが14・5%、住友化学が14・5%となっている。生産能力は徳山工場が14万5000t/年(汎用塩ビ)、千葉工場が8万t/年(汎用塩ビ)、愛媛工場が3万t/年(ペースト塩ビ)。

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