国際プラスチックフェア(IPF)が開幕㊤

2014年11月04日

ゴムタイムス社

 3年に1度開催されるアジア最大規模のゴム・プラスチック総合展「国際プラスチックフェア(IPF)2014」が10月28から11月1日までの5日間、千葉市の幕張メッセで開催された。

 8回目を迎える今回は776社・団体が2248小間に出展した。

 主催者代表として、伊東克雄国際プラスチックフェア協議会会長は「本展はプラスチック・ゴムに関わる最新の製品・技術・サービスが幕張メッセの1~8ホール全館にわたり、展示・実演されます。世界最高水準の製品・技術を求めて世界中から来場されるバイヤーの皆様と出展企業との活発なビジネスが展開されることを期待してます」と抱負を語った。

 2週にわたり機械・試験メーカー編と成形・加工メーカー編を紹介する。

機械・試験メーカー編

◇ダイハン
 小型ゴム押出機EMR―30―D12(ノンベントタイプ)、高速度編組機(ブレーダー)、外径測定器、自動切断機など製造ラインの連続運転を実演した。このほか、渦巻き練を自動運転するクロスロールブレンダー、ロールの安全補助装置など安全に配慮し、生産効率を上げる機械を提案した。

◇日本磐石
 同社はゴム成形機の専門メーカーPAN STONE(磐石)の日本総輸入元。ブースでは、縦型ゴム用射出成形機、ゴム用圧縮成形機、プレフォーマー、横型ゴム用射出成形機などを紹介。台湾本社の工場で生産のため価格は抑えられ、海外の日系メーカーなどに多くの納入実績があり、世界各国に対応している。

◇三葉製作所
 シリンダー分割式押出機、多層樹脂チューブ製造装置、PPバンド結束機などを紹介。このほか同社の代理店であるKraussMaffei Berstorff社、Corelco社、MECANOR社、THE Machines Yvonand社のパネルおよびサンプル展示することで、優れた生産ライン体制を築けることをPRした。

◇東洋機械金属
 乾燥レス・ガス発生抑制を実現するガス発生抑制システム「SAG+α」を搭載した最新電動サーボ射出成形機「Si―180―6H450D」、標準仕様の成形機をベースにシリコーン成形を可能にする液状シリコーン成形システムを搭載した最新電動サーボ射出成形機「Si―100―6F75D」など新技術システムを用いた新機種を展示した。

◇ケー・ブラッシュ商会
 4月から販売開始した高性能ゴム用射出成形機などを製造する仏レップ(REP)社製品を紹介。
仏レップ社製品は加硫時間を最大限に短縮でき、何よりも生産性が高いことを実現する製品。このほか、原材料コストを削減し、廃棄費用を削除する「ゴムの脱硫」のサービスおよび設備も提案した。

◇ホーライ
 軟質材料用新型粉砕機「SWK―1618」、ペットボトル用スクリュ付粉砕機「XS-5048」、成形品・ランナー用粉砕機「VK-360」などを同展示会に合わせて初披露した。 
 軟質材料用新型粉砕機は同社の独自のヘリカルカッタの切れ味をさらに追及し、低速化することで材料の急激な引き込みや粉砕音の低減を訴求した。

◇アイ・ティー・エス・ジャパン
 本格的に販売を開始しドイツのゴム機器総合メーカー「モンテック社」の製品およびモンテック社の高い技術を中心にPRした。またモンテック社のレオメーター、分散計、サンプルカッターなどの実演も行った。サンプルカッターに関しては、女性でも簡単に操作ができるほど操作性を追求した。このほか流動分析ソフトで無駄を省きコストダウンを提案する「コストダウンクリック」などの相談コーナーも設けていた。

◇レオ・ラボ
 レオロジーに関する様々な機器を扱う同社では、Goettfert社のキャピラリーレオメータは粘度測定だけでなく、豊富なオプションにより伸長粘度測定、PVT測定、熱伝導測定に対応していることを提案した。
特にメルトンデクサMIシリーズは系統的なエンジニアリング装置であり、高い再現性を実現した試験機。

◇日東
 真空成型プレス機をメインに出品。「TYCシリーズ」の200トン3面分散2連式全自動真空プレスは、Oリングやパッキン、一般ゴム工業製品の成形などに使われる機械。また台湾タイヤメーカーに多くの実績を誇るゴム板、ベルト複合板の連続成型のロートキュア(展示模型は約5分の1サイズ)、省エネ、品質安定、効率アップを実現した新タイヤプレス(模型)もPRしていた。

◇フィーサ
 プラステック射出成型に携わる全てのユーザーへの提案として、エアーバルブ式ホットランナーシステム、ホットランナープラゲートシングルバルブシリーズなどを出品。
ライナレス・シングルバルブゲートの特長は金型センターにゲート設定や常温でノズル脱着が可能な点。また部品点数が少ないため、メンテナンスが簡易なのも特長といえる。

◇エムアンドケー
 同社が注力する加硫試験機MDRH2030、ムーニー粘度計MVM11、自動ゴム硬度計デジテストⅡなどを展示。
このほか、新製品のフラクタル次元を用いた、カーボン分散評価試験機DCF20も紹介した。

◇カワタ
「生産性向上支援」をコンセプトに、光学用窒素乾燥機・新型超省エネ安価乾燥機・新型安価計量混合機など出品。
 今回初披露となる質量軽量混合機は使いやすいインターフェイスで、主材、M/B、粉砕材(maX3種)の混合に絞った使用で大幅にコストダウンを訴求した。同機械は低価格で近日発売予定となっている。

◇高分子計器
 4月に正式発売した恒温槽付硬度測定システム「TD―1000」と、自動ゴム硬度計「P1シリーズ」の後継モデルである「P2シリーズ」を中心に展示を行った。
 このうちTD―1000は、業界初の自動ゴム硬度計と恒温槽を一体化したシステム。従来の試験機では困難とされてきた、高温・低温下でのゴム硬さ測定を安定して行えるようにした。

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