【ゴム用機械特集】小松原 FV洗浄機を食品搬送に展開

2014年09月27日

ゴムタイムス社

小松原

 マイクロ波加熱装置、ゴム設備機械、繊維設備機械、洗浄設備機械等のステンレス材を多用した設備を得意とする㈱小松原(和歌山県和歌山市、玉置篤社長)は、シリンダーをはじめ、ロールの生産、設計から組立てまでをすべて自社生産している。

 14年8月期については、上半期はゴム設備機械にの落ち込みを繊維、IT設備機械がカバーした。下半期は全体的に回復したが、収益面では前年並みを確保。

 同社の注力製品である「FV洗浄機(FVワッシャー)」は、水中で強力なバイブレーションを発生させて、ワークを洗浄・処理する製品。繊維はもちろん不織布、フィルター、膜などの糊抜きやリラクサー効果にも高い評価を得ており、電子機器の基板等に使用する工業製品分野も含め、洗浄工程を必要としたあらゆるものづくりの現場で活躍している。
 玉置社長は「この方式による洗浄機を作り、データをきちんと取っている会社は、世界中でウチだけ」と語り、海外からもネットや口コミで引き合いがあるという。

 今年の5月には、長年培ってきたFVFV洗浄機の技術を応用した「リサクサーFV―RⅡ」を開発するなど、常にFV洗浄機は進化を遂げている。

 さらに、同社はFV洗浄機の新たな用途分野を開拓した。今年開催したFOOMAJAPAN2014に、マルヤス機械が発表した「ベルト洗浄ユニット」には、

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