昭和電工 高機能光触媒がテント膜材に採用

2014年07月16日

ゴムタイムス社

 昭和電工は7月15日、高機能光触媒「ルミレッシュ」が、テント構造物のトップメーカーである太陽工業が販売する新たなテント膜材に採用されたと発表した。

 今回採用が決定したのは、抗菌・抗ウイルス機能をもつ屋内用膜材「ヒカリプロテクスタイル」で、2015年1月の販売が予定されている。

 ルミレッシュは、2007年~2012年に独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施した「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」の成果として、同社の連結子会社昭和電工セラミックスが富山工場にて開発したもの。開発した可視光応答型光触媒。2012年に実用化の目途が立ち、量産化の検討を進めていたが、今回、初めて製品として採用された。従来の光触媒は、太陽光に多く含まれる紫外光により効果を発揮したが、同製品は屋内の蛍光灯などの弱いエネルギー光でも菌やウイルスを不活化させることが確認されている。

 可視光応答型光触媒の量産化により、光触媒の用途は従来の外装のみならず、病院・学校などの公共施設や生活空間などの内装からさらには環境清浄化システムへと拡大し、関連市場は約2兆8000億円の規模になると試算されている。

 特に同製品の高い抗ウイルス性能は、インフルエンザウイルスやノロウイルスなどの感染リスクを低減する技術として期待が持たれている。同社グループは光触媒のさらなる性能向上に努め、人々の健康で、安心・安全な生活に貢献していくとしている。

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