【ゴム用機械特集】水口製作所 大型高精度研磨の複合機が好調

2014年06月23日

ゴムタイムス社

水口製作所 大型高精度研磨の複合機が好調

 

 ゴムロール研磨で世界一の技術を持つ㈱水口製作所(静岡県裾野市・水口泰昌社長)は、OA用・産業用などの用途を問わず、ワールドワイドに円筒研削盤研磨機を展開している。

 同社は早くからグローバル展開に着手することで、世界的に「ミナクチ」ブランドを確立し、各種ゴムロールの高速化・高精度化・高画質化に伴うゴムロールの加工実績により、ユーザーから高い評価を獲得してきた。

 現在、注力する製品の1つが、2mから6mまで幅広くユーザーの要望に応える大型高速高精度研磨(超鏡面研磨加工)の複合機である。

 最大の特長は高速でうねりがなく研磨できる点。高速でも磨きムラができず、超精密・精緻な研磨を行うことができる。

 また、フィニッシャーユニットの精度についてもユーザーから高評価を得ており、同社のモノづくりへのこだわりが示される「高剛性の機械づくり」で機械の長寿命化も実現した。

LEO2000F06w

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 ベテランの技術が継承できない業界で、同複合機の性能がその課題をカバーしている例もあるという。

 「今まであったフィニッシャーの問題点をこの複合機で解決した。特に強調したいのは、大型やパイプ状のロールをうねりなく研磨できること。面精度も優れ、剛性のあるフィニッシャーユニットの精度もいい。その点でユーザーから大変好評を得ている。

 また従来、研磨が難しいと言われていた軟質ゴムの超鏡面研磨加工も可能となり、細物にも対応できる」(同社)。

 同複合機はOA業界に留まらず、

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