クラレ 「バイオカーボトロン」の新プラントが完成

2014年04月14日

ゴムタイムス社

 クラレは4月8日、バイオハードカーボン社(以下、BHC)がリチウムイオン二次電池(以下、「LiB」)向け植物系ハードカーボン負極材「バイオカーボトロン」の新プラントを完成させ、同日に竣工式を実施したと発表した。
 クラレケミカルとクレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン(以下、KBMJ)は、新規植物系ハードカーボンを製造することを目的に、2012年8月22日に共同でBHCを設立した。
 クレハ・グループは、主に民生用LiB向け負極材として使用されてきた黒鉛に比べ、耐久性や充放電特性に優れ車載用LiB向け負極材として適した石油ピッチ系ハードカーボンの製造技術を保有している。「バイオカーボトロン」は、同グループと植物原料精製技術を保有するクラレ・グループが共同で開発した。
 LiB市場は、携帯電話やノートパソコンなどの民生用を中心に拡大してきたが、近年ではハイブリッド車・電気自動車などの車載用市場の急速な拡大が見込まれている。KBMJは、現在車載分野で展開している石油ピッチ系ハードカーボン負極材「カーボトロンP」に加えて、年産1千トンの「バイオカーボトロン」のセミコマーシャルプラント生産品を通じて製品ラインアップを拡充し、ユーザー認証、市場開発を加速。車載用ハードカーボン系負極材の市場拡大にあわせ、さらに増強予定だ。
 新プラントは、岡山県備前市のクラレケミカル鶴海工場敷地内に建設された。生産能力は第一期で年産1000トン。設備投資額は約30億円。

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