日本ミシュラン 大型タンクローリーにタイヤ装着

2014年04月02日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤは4月1日、トラック・バス用シングルタイヤ「MICHELIN X One」が、タカラ物流システムが新たに導入する大型タンクローリーの新車装着タイヤとして採用されたと発表した。
 「MICHELIN X One」は、トラックの後輪に装着されている2本(ダブルタイヤ)を1本にするというコンセプトで、1車軸当たり約100キログラムの軽量化を達成し、車両の輸送効率向上ならびに環境負荷低減に貢献するトラック・バス用シングルタイヤで、さらに駆動軸にも使用できるということで注目を集めている。
 全国で酒類・食品の輸送業務を行う大手物流会社のタカラ物流システムは、2013年、2台の15トン車(車両総重量25トン、最大積載量15トン)に同製品を採用し、車両軽量化と燃費改善を実現した。さらなる車両軽量化による輸送効率化と燃費改善を期待し、この度新たに導入する、車両総重量25トン大型タンクローリー(6×2)の後輪2軸にも採用を決定。タイヤサイズは、455/55R22・5 (164L)。
 タカラ物流システム代表取締役社長の上坂良秋氏は、「昨年装着した『MICHELIN X One』により、1軸あたり100㎏の軽量化と、さらに短距離運行にもかかわらず3・4%もの燃費性能改善を実現し大変満足しています。そのため新たに導入するタンクローリーにも軽量化による輸送効率向上と燃費改善、そして省メンテナンス化を期待し『MICHELIN X One』を導入することにいたしました。今後も新車導入の際には『MICHELIN X One』の装着を検討し、さらなる輸送効率化と環境問題に取り組んでいきたいと考えています」と語った。
 日本ミシュランタイヤ代表取締役社長のベルナール・デルマス氏は、「2本を1本にするという画期的なこの製品は、積載効率改善、省メンテナンス化はもちろんのこと、環境負荷低減のソリューションとしても期待される製品です。一度装着して頂いたお客様からの反響は大変よく、多くの場合、次の新車購入時に『MICHELIN X One』装着の希望を頂戴しております。欧米では既に普及しているワイドシングルタイヤのメリットが、日本のユーザーの皆さまにも徐々に浸透し始め、今回のような導入事例が増えてきていることを大変嬉しく思います」とコメントした。

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