【TPE特集】 クラレ、「セプトン」の需要が回復

2014年01月12日

ゴムタイムス社

米の汎用グレード 鹿島生産に切り替え

 クラレは熱可塑性エラストマー事業をコア事業として位置付け、同社の熱可塑性エラストマー「セプトン」「ハイブラー」(水素添加スチレン系エラストマー)のグローバル供給体制の構築を進めている。
現在、国内の鹿島事業所(年産2万3000t)と米国の「クラレアメリカ社」のヒューストン工場で同1万8000tの生産能力を有するが、米国での需要増に対応するため米国工場でのデボトルネッキングによる2000tから3000tの能力増強を計画。最終的には2万tを超える規模まで拡大させる意向で14年末から15年の稼働を目指す。北米・南米、欧州市場では自動車用部品、コンシューマグッズの需要が拡大し、販売量はリーマンショック前までに回復している。

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