ダウ、電池セル材料の新ブランド 次世代電池の性能向上を支援

2026年10月29日

ゴムタイムス社

 ダウは10月23日、10月12日に北米最大級のバッテリー展示会「The Battery Show North America」において、既存のバッテリーソリューション・ポートフォリオに新たにVOLTRICELL(ヴォルトリセル)ブランドを追加したことを発表した。VOLTRICELLは、バッテリー製造プロセスの最適化と、現在主流のバッテリーに加え、次世代のナトリウムイオン電池、シリコン負極電池、全固体電池の性能向上を支援するために開発された新しい材料群である。本プラットフォームは、電池セル内部の電気化学反応の最適化を支援するために設計された、ダウ初の材料プラットフォームである。

 バッテリー技術が進化を続ける中、メーカーはエネルギー密度の向上、サイクル寿命の延長、充電の高速化、さらには多様な化学系や製造プロセスへの対応と量産化といった課題に直面している。VOLTRICELLは、同社が拡充を進めるバッテリーセル材料ポートフォリオを統合したプラットフォームであり、電極、セパレーター、コーティング、セルパッケージング用途におけるイノベーションを支援する。本ポートフォリオには、バインダー、分散剤、レオロジー改質剤、界面活性剤、特殊添加剤などがあり、これらを用途に応じて選択・組み合わせることで、性能向上、製造性の改善、スケールアップ支援に貢献する。

 Dow MobilityScienceのグローバルテクニカルディレクター、ジョエル・マクドナルド(Joel McDonald)氏は次のように述べている。「バッテリー業界では、現在実用化されているものから将来の技術開発段階のものまで、多様な化学系やセル製造戦略が存在している。バッテリーメーカーには、自社の技術ロードマップの進化に合わせて支援できる材料パートナーが必要である。VOLTRICELLを通じて、ダウは幅広い材料技術を活用し、現在のセル化学系から次世代エネルギー貯蔵技術まで、お客様が自信を持ってイノベーションを推進できるよう支援していく」

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー