プライムポリマーら新材料 PET並み染色性のPP繊維

2026年10月29日

ゴムタイムス社

 プライムポリマーは10月26日、同社と米国のバイオマテリアル企業Newlight Technologiesが、ポリプロピレン(PP)の軽量性と、ポリエステル(PET)に匹敵する染色性、環境負荷低減を兼ね備えたPPベースの繊維用材料の開発を進めている。このたび、PPコンパウンドペレットから紡糸、生地化、染色までの一連の工程を確認し、繊維用途での実用化に向けた開発が大きく進展したことを発表した。

 PPは、軽量性、耐久性、速乾性に優れる一方で、染色が難しいことから、アパレルやフットウェアでの幅広い採用が難しい素材であった。今回の共同開発では、PPコンパウンドペレットを糸、さらに編物・織物へ加工し、現在広く用いられている染色工程において高い染色性を示すことを確認した。従来のPP繊維では難しかった多様な色彩表現が可能となり、既存の繊維サプライチェーンを活用した実用化への道筋もより具体的になった。
 今回の成果は、同社が培ってきたPPコンパウンドの設計・製造技術と、NewlightのAircarbon PHBバイオマテリアル技術を融合した、新たなポリプロピレン繊維材料プラットフォームから生まれたものである。開発中の材料は、優れた染色性、PETよりも軽いPPの特長、アパレル・フットウェア用途に適した機械特性、環境負荷低減を両立するよう設計されている。

 現在、同材料は、フットウェア、スポーツアパレル、ソックス、テクニカルテキスタイル製品などへの適用に向けて、複数のグローバルブランドで評価が進められている。両社は、ブランド各社および繊維バリューチェーンのパートナーとの評価・改良を継続し、事業化を目指す。

既存の繊維サプライチェーンを活用できる新たなポリプロピレン繊維材料

既存の繊維サプライチェーンを活用できる新たなポリプロピレン繊維材料

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