住友化学がパラグアイで上市 パベクト含有殺菌剤を海外初

2026年10月16日

ゴムタイムス社

 住友化学は10月14日、南米パラグアイにおいて、有効成分「パベクト」(有効成分商標。一般名メチルテトラプロール)を含有する殺菌剤「ベレラ」を上市したと発表した。同社によるパベクトを含有する製品の海外上市は、今回が初めてとなる。
 パベクトは、B2020(同社が2020年までに主要市場向けの登録申請を完了するパイプライン)の一つの有効成分で、同社グループの農業関連事業の成長を牽引するブロックバスターになると見込んでいる。これまでの社内外の評価を通じて、既存のQoI殺菌剤に抵抗性を有する病原菌に対しても有効性を示すことが確認されており、抵抗性管理への貢献が期待される。また、その有効性により、殺菌剤耐性対策委員会(FRAC)において、QoI殺菌剤が属するグループ11に新設されたサブグループ11Aに位置付けられる唯一の殺菌成分となる。
 ベレラは、パベクトを有効成分として含有する殺菌剤であり、パラグアイではダイズを対象とした作物登録を取得している。主に、ダイズの重要病害である褐色輪紋病、生育後期に問題となる紫斑病および褐紋病に対して防除効果を発揮する。同社は、同製品が、農業生産者にとって、作物保護と収量確保に向けた新たな選択肢になるものと考えている。
 パベクトならびにその含有製品については、23年に国内で販売を開始しており、海外展開においては、今回上市したパラグアイの他、主要市場のブラジルおよび欧州、その他の国々において、規制当局による審査が進められている。同社は、早期の登録取得に向け、今後も必要な対応を進めていく。
 同社は、農業生産者のニーズに応じた革新的なソリューションの提供を通じて、持続可能な農業支援と世界の食糧の安定供給に引き続き貢献していく。

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