信越化学工業は10月7日、ケイ素化学を駆使した課題解決(Shin‐Etsu Silicones Solution‐Engineering)の一環として、業界初の浸水防止用シリコーン粘着シート「ピタレインジャー」を開発したと発表した。
近年、大雨や集中豪雨の増加により、建物の浸水被害が多発している。一般的に、建物の浸水防止には土のうや止水板などが使用されているが、設置箇所の隙間などから浸水する場合があり、全国的に浸水対策が急務となっている。そこで同社は、簡単な施工で浸水防止効果を高めることを可能とした本新製品を開発した。
浸水防止用シリコーン粘着シートの主な特長は、①専用工具が不要で、簡単に施工可能。②シリコーンのゴム弾性と粘着力で、優れた浸水防止効果を発揮。③繰り返し使用できる。④金属やコンクリートなどを腐食・変質させることはない、といった点が挙げられる。
推奨する使用方法は、①ドアやシャッターの下部の隙間に本新製品を貼り付け、土のうを置く。②取り付けた止水板の隙間に本新製品を貼り付ける、などがある。土のうや止水板を単独で使用するよりも、浸水防止効果を高めることが可能となっている。
新製品のシリーズには、屋外タンク雨水浸入防止用シリコーン粘着シート「イヌバシール」や、土木・建築用防水シリコーン粘着シート「シンエツ パッチシール」、農業用小型開水路ジョイント部止水用シリコーン粘着シート「アグリパッチシール」といった製品をラインアップしており、防水用途で数多くの施工実績がある。
同社は、これまで培ってきた技術力とノウハウを生かして付加価値の高いシリコーン製品を開発・供給している。これにより、顧客のさまざまな課題の解決に努め、持続可能な社会の実現に貢献していく。


