デンカとトクヤマが共同研究 CO2フリー燃焼設備が完成

2026年10月09日

ゴムタイムス社

 デンカは10月7日、CO2フリー燃料供給・燃焼設備が完成したと発表した。
 同社とトクヤマは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発/CO2排出削減・固定量最大化コンクリートの開発/革新的カーボンネガティブコンクリートの材料・施工および利用技術の開発」を実施するコンソーシアム「CUCO」に参画している。
 同研究開発において同社はNEDOから研究開発業務を受託し、CO2固定型混和材の製造技術開発を推進している。その一環として、製造工程におけるCO2排出量の削減を目的に、水素(H2)およびアンモニア(NH3)を燃料として活用するための研究開発をトクヤマと共同実施している。
 このたび、トクヤマは当該研究開発のため、南陽工場にCO2フリー燃料供給・燃焼設備を導入した。これにより、CO2固定型混和材の試製において、CO2フリー燃料を用いた燃焼検証が可能となった。
 また、実施した検証試験では、水素およびアンモニアを重油と混焼した結果、安定した燃焼が可能であることを確認した。今後は、燃焼条件の最適化を進めるとともに、CO2フリー燃料の使用割合拡大を目指す。また、CO2フリー燃料を用いた焼成試験を継続し、カーボンネガティブコンクリートのキーマテリアルであるCO2固定型混和材の試製および各種性能評価を進めていく。
 同コンソーシアムでは、CO2排出量の削減に向け、カーボンネガティブコンクリートの開発と製造システムの確立に取り組んでいる。CO2固定型混和材の製造においては、CO2フリー燃料の活用に加え、カルシウム(Ca)含有廃棄物の原料利用などを通じて製造時のCO2排出量の削減が求められている。今回の設備導入により、これらの技術検証と開発をさらに加速できるものと期待している。
 両社は今後もカーボンネガティブコンクリートの普及に向けた材料開発に取り組むことで、カーボンニュートラルを実現し、地球温暖化防止に積極的に貢献していく。

CO2フリー燃料供給・燃焼設備

CO2フリー燃料供給・燃焼設備

 

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