住友化学が精密ろ過膜の高透過性を実現 処理速度向上に貢献

2026年09月04日

ゴムタイムス社

 住友化学は9月2日、セラミック分離膜(精密ろ過膜)において、同社が分離膜用に開発した高機能なアルミナを用い、分離膜構造の貫通孔密度を高めることで、分離性能を維持したまま透過性能を向上させる技術を実現したと発表した。
 同技術は、分離膜において、透過性能を向上させようとすると分離性能が低下するというトレードオフの課題に対し、新たな解決策を提示するものとなる。
 同技術は神戸大学との共同研究によりそのメカニズムが実証され、科学雑誌『Journal of Membrane Science letters』オンライン版(2026年8月12日付)に掲載された。
 同成果は、同開発品が、食品、バイオ、発酵、化学、排水処理など、異物付着や堆積が起こりやすい用途向けの、高性能分離膜の開発に新たな指針を与えることを示すものであり、同社は今後、分離膜メーカーや装置メーカーに対し、製品の高付加価値化、装置性能の向上、運転安定化に貢献する提案を進める。
 同社は、長期的に目指す姿として、イノベーティブな技術で社会課題を解決する企業を掲げている。これからも、革新的技術を通じ、さまざまな産業分野における課題に対し、ソリューションを提供していく。

セラミック分離膜と表面拡大図

セラミック分離膜と表面拡大図

アルミナ層表面の概念図

アルミナ層表面の概念図

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