東レは8月31日、優れた不純物除去性能や高い化学耐久性などを備えた水処理用ナノろ過(NF)膜エレメントの新製品「NE8040ーXDM」および「NE8040ー90F」の2品種を2026年7月よりグローバルに販売開始したことを発表した。なお、本製品は、同社の韓国100%子会社である東レ尖端素材が開発・製造する。また、「NE8040ーXDM」については、東レ尖端素材が同社の技術協力を受けて開発した。
近年、持続可能な水資源の確保や環境規制の強化に伴い、産業廃水の再利用や有価資源の回収、高度浄水処理などの用途において、NF膜の需要が世界的に高まっている。同社グループでは、これらの市場ニーズに対応するため、用途別の要求性能に最適化した製品開発を進めてきた。「NE8040ーXDM」は、独自の高耐久構造により標準品比最大5倍の耐薬品性能を実現するとともに、二価イオンの分離性能を標準品比10%向上させることで、産業廃水処理やゼロ排水/最小排水プロセスなどの長期安定稼働に貢献する。また、「NE8040ー90F」は、PFASなどの微量有害物質に対する高い除去性能と透過流量を両立させ、浄水・水再利用プロセスにおける水質安全性の向上とOPEX低減が期待される。
同社は、今後も市場ニーズを的確に捉え、製品性能の向上と膜技術のさらなる高度化に取り組み、水資源の有効利用と安定供給を支えるソリューションの提供を通じて、世界各地の多様な水課題の解決に取り組んでいくとしている。

