住友化学が子会社取得 天然ピレトリンの農業領域事業拡充

2026年08月06日

ゴムタイムス社

 住友化学は8月5日、同社およびCOPYRが、同社グループがCOPYRの天然ピレトリンの農業領域事業を取得したと発表した。
 COPYRは、Zelnova Zeltiaグループの傘下で、天然ピレトリン由来の殺虫剤製品において長年の知見を有するイタリア企業であり、その子会社Pyragroが農業領域事業を担っていたが、2026年8月3日、同社のイタリア子会社であるSumitomo Chemical Italiaが、COPYRからPyragroの持分100%を取得した。
 Pyragroは、イタリアおよびEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域の複数市場において、天然ピレトリン由来の農業領域における、幅広い登録製品を保有している。
 同社グループは長年取り組んでいる持続可能な農業戦略に基づき、今回のPyragro株式取得により、天然由来製品に関する農薬ポートフォリオを拡充し、EMEA地域全体の顧客およびパートナーに提供する価値を高め、将来の成長に向けたより強固な基盤を獲得する。
 また、COPYRおよびZelnova Zeltiaグループは、主力であるホームケア、パーソナルケア、業務用事業に資源と投資を集中し、Pyragroは、事業規模、専門性、戦略的目標を備えたベストオーナーのもとに移り、将来の発展を加速させる。
 同社の常務執行役員、片山忠氏は、「今回の取引は、住友化学グループのEMEAにおけるバイオラショナル製品事業のさらなる拡大を後押しするとともに、特にバチルス・チューリンゲンシス(BT)製品を含む天然由来の殺虫剤製品を中心とした作物保護ポートフォリオの一層の充実につながるもの。また、同地域における今後の事業展開に向けた確かな基盤を築くものと考えている」とコメントした。
 COPYRのCEO、Pedro González Blanco氏は、「Pyragroの売却は、ZelnovaーCOPYRグループの資源と投資を、当社の中核であるホームケア、パーソナルケア、業務用事業に集中させるという戦略に合致している。住友化学は、Pyragroにとってベストオーナー。同社の農薬分野における専門性、国際的なプレゼンス、そして持続可能な農業への取り組みは、事業をさらに発展させるための強固な基盤となる。当社は、円滑な事業の移行と、顧客やサプライヤー、ビジネスパートナーへの継続性を確保するため、住友化学と緊密に連携していく」とコメントした。

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