三井化学がカナダスタートアップに出資 材料開発を効率、低コスト化

2026年08月05日

ゴムタイムス社

 三井化学は8月4日、同社のコーポレートベンチャーキャピタルファンド(CVC)である「321Catalyst」を通じ、Materia Bioworksへ出資を実行したと発表した。
 Materia Bioworksは、計算化学とAIを活用し、バイオプラスチックなどの持続可能な素材を効率的に設計するプラットフォームを開発するスタートアップとなる。計算化学とAIを組み合わせることで、従来は多くの費用と年月を要していた材料開発を効率化し、開発期間・コストの低減に加え、バイオプラスチック材料の低コスト化にもつなげている。
 Materia Bioworksの所在地はカナダ オンタリオ州トロント、最高経営責任者(CEO)はHasitha de Alwis氏、設立は2023年11月、事業内容は、AIを活用した持続可能素材設計プラットフォーム事業となる。
 Materia Bioworksが提供する素材設計プラットフォーム「MAPS(Material Application Prediction System)」の機能は以下の通り。
 「配合設計」製品に求める性能(熱特性、機械的特性、透過性、物理特性、等)を入力すると要求されるバイオプラスチックの配合・設計をAIが提案する。
「製造最適化」デジタルツインを用いて顧客の生産ラインをシミュレーションし、温度等の最適な製造条件をアドバイス。
 「マーケットプレイス」バイオプラスチック供給企業とのネットワークと連携し、顧客の原料調達を支援。
 「認証取得支援」バイオ材料や生分解性材料に関する独自のデータベースを活用し、各国規制に対応したバイオプラスチックの承認取得を支援。
 Materia Bioworksが顧客向けに行うバイオプラスチック設計において、同社のバイオマス素材を活用することで、新規顧客の獲得を含めたバイオプラスチック材料の提供拡大を目指す。さらに、顧客が求める性能・品質の実現に向けて、両社が連携し、新規バイオプラスチック材料の共同開発などにも取り組んでいくことを目的としている。

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