三井化学が国際的ネットワークに参画 生成AI活用で次世代材料開発

2026年07月30日

ゴムタイムス社

 三井化学は7月28日、生成AIを活用して新材料開発を加速する国際的なネットワーク「AI Materials Foundry」に、創設メンバーとして参画したと発表した。
 AI Materials Foundryは、CuspAIが主導する、生成AIを活用した次世代材料開発するための国際ネットワークとなる。同ネットワークには、NVIDIA、Meta、Samsung、Henkel、Applied Materials、東京エレクトロン、Lam Researchなど、45を超える世界の先進企業・研究機関が参画している。
 CuspAI独自のAIプラットフォーム「MIRA」を中核に、参画企業が保有するAI学習データ、ハードウェア・ソフトウェアなどの計算資源、実証実験設備、専門知識を統合することで、より広範な知見と検討領域を備えたAIプラットフォームを新たに構築する。これにより、研究開発の初期探索から候補材料の設計、評価、実験検証までを、AIによる大規模シミュレーション上で一気通貫に実施することが可能となる。その結果、従来では個社単独では困難だった新材料開発の効率化・高速化が期待される。
 半導体をはじめとする先端産業領域では、材料がイノベーションを支える重要な役割を担っており、研究開発プロセスのさらなる高度化と高速化が求められている。同社は、同ネットワークへの参画を通じて、AI技術や関連知見を獲得し、研究開発力の強化を図る。また、新規材料の創出を通じた新事業機会の探索、ならびに参画企業とのグローバルな共創を推進し、次世代材料のイノベーション創出に貢献していく。
 表利彦CTO常務執行役員は「創設メンバーとして、三井化学が本取り組みに参画することを、先進的な国際ネットワークを通じた知見獲得にとどまらず、競争優位性を構造的に強化する機会と捉えている。AI駆動の材料発見により、研究開発のスピードと新事業創出の成功率が大きく向上し、具体的な事業価値がもたらされることを期待している。CuspAI、NVIDIA、Meta等との協業を通じて、最先端技術を社内に取り込み、得られた知見を三井化学の競争力強化につなげていく」とコメントした。

 

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