OSPグループの大阪シーリング印刷は、リサイクル適性を向上させた「モノマテリアルラベル」の開発に成功したと発表した。
環境保全の観点からプラスチック製品のリサイクル性が求められている一方で、PET容器をリサイクルする際にラベルの表面紙と粘着剤の原料が容器と異なることがリサイクル市場で課題となっている。ラベル用粘着剤の材料には、アクリルやゴムの樹脂が幅広く使用されている。これらの粘着剤を使用したラベルを貼ったPET容器をリサイクルする際は、前述の通り粘着剤を分離しなければいけない課題がある。この課題を解決しリサイクル適性を向上させるために、PET容器と同一素材のポリエステル系の粘着剤を使用したフィルムラベルを開発した。 PET容器を使用されている商品に同製品を導入することで、ブランドオーナーが環境取組を謳うことを想定。電子レンジで加熱しないお惣菜やフレッシュサラダ、デザート類やカットフルーツなどの食品を始め、ハンドソープやシャンプー・コンディショナーといった日用品などが導入事例案となる。PET容器に使用されるラベルは、容器本体とは異なる素材で構成されている場合が多く、リサイクル市場で課題。米国や欧州では包装材に関する法規制が始まっており、欧州連合では、新たな包装規制として「包装・包装廃棄物規則(PPWR)」が24年に採択され、25年に発効、26年8月から段階的に適用が開始されます。環境保全が重視されている昨今、CO2排出量削減や脱プラスチック、化石由来原料の使用量減などの関心やニーズが高まっている。同社グループでは、社会の変化にともない、時代のニーズにお応えできるように、SDGsなどの観点から環境配慮型の開発に取り組んでいる。

モノマテリアルラベル
