旭化成は7月3日、同社子会社の華旭科技が台湾で建設を進める感光性ドライフィルムレジスト(DFR)「サンフォート」のスリット加工新工場について、同日に竣工したと発表した。なお、同月中に順次商業運転を開始する予定となる。
華旭科技は、1997年の設立以来、同社グループにおいて感光性ドライフィルムレジストのスリット加工・供給を担う製造拠点の一つとして、顧客ニーズに対応してきた。なお、スリット加工は、顧客工程に適した製品サイズへ加工する重要工程で、品質および供給安定性に直結する役割を担っている。
同社グループでは、こうした市場環境の変化に対応するため、華旭科技において新工場を建設し、先端半導体パッケージ用途向け製品の供給体制強化を図ることとした。
新工場は、先端半導体パッケージ用途向けの高品質な製品供給と生産性向上を目的として設計されている。
所在地は台湾台南市官田工業区、製造製品は感光性ドライフィルムレジスト、投資額は約20億円となる。新工場の稼働により、華旭科技全体のスリット加工生産能力は現行比で約1・4倍に拡大する。また、今後さらなる需要拡大を見据え、設備増設等により最大で現行生産能力の約2倍に拡張可能な設計としている。
主な特徴は、最新技術を取り入れた設備設計による生産性の向上、業界トップクラスの高クリーン度化による品質安定性の実現となる。これらの取り組みにより、顧客の高度な品質要求への対応と供給の安定性向上を図る。
同社グループは、今後もAI関連需要の拡大に伴う市場ニーズの高度化に対応し、感光性ドライフィルムレジスト、感光性絶縁材料、ガラスクロスをはじめとする高機能材料の安定供給を通じて、半導体関連産業の発展に貢献するとともに、持続可能な社会への貢献と持続的な企業価値向上を目指していく。
2026年07月06日

