住友化学の韓国子会社が設立 先端半導体向けガラスコア基板新会社

2026年07月06日

ゴムタイムス社

 住友化学は7月2日、100%子会社である韓国の東友ファインケムが、サムスン電機との間で、先端半導体パッケージ向けガラスコア基板事業を行う合弁会社の設立に関する合弁契約を締結したと発表した。新会社は、関係当局の承認など必要な手続きを経て、2026年内の設立を予定している。
 東友ファインケムは、薄膜ガラスを用いた製品の製造で長年培ってきたガラスハンドリング技術や大面積ガラス基材に対応した自動化設備の運営ノウハウ、クリーン化と工程管理を徹底した高品質生産技術を有している。これまで培った工程改善力や分析・評価基盤、既存インフラおよび人材を活用することで、ガラスコア基板の開発から立ち上げ、量産に至るまでの一貫した支援が可能となる。
 サムスン電機は、先端半導体パッケージ基板や電子部品の分野において、長年にわたり事業を展開してきたグローバルリーダーであり、高多層・高密度配線や大型パッケージに対応した基板設計・製造技術を強みとしている。AIサーバー向けなど高性能領域で培った品質、信頼性、先端半導体メーカーとの取引を通じて培った顧客対応力、量産立ち上げを含む事業化ノウハウを有しており、ガラスコア基板技術についても早期から開発・実用化に取り組んできた。
 新会社は、両社の技術やノウハウを結集した先端半導体パッケージ向けガラスコア基板の事業会社として設立し、27年度下期を目標に供給体制を整備する予定となる。その後、段階的に供給能力を増強し、ガラスコア基板事業を拡大していく方針となる。
 同社グループは、ICT関連分野を成長ドライバーの一つと位置づけ、半導体材料事業の拡大に取り組んでいる。これまでフォトレジストや半導体用ケミカルなどを中心に半導体前工程材料事業を拡大し、先端半導体の需要拡大に対応してきた。さらに、パッケージ材料や基板材料、次世代工程材料といった後工程向け事業についても、コア技術を最大限活用し、開発・上市・販売拡大を着実に進めている。今回の合弁会社設立により次世代半導体パッケージ分野における事業基盤を一層強化し、高品質な製品・技術の提供を通じて、半導体産業の発展とスマート社会の実現に貢献していく。

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