東洋紡エムシーは6月22日、「浸透圧補助型逆浸透(OARO)法による海水濃縮技術の開発」で、日本海水学会賞(技術賞)を受賞したと発表した。
同賞は塩および海水等の開発利用に関する技術開発、発明考案、技術改良、技術指導に顕著な業績を挙げた者に授与されるものとなる。2026年6月4日、山口大学にて開催された日本海水学会第77年会において授賞式が行われた。
同社は、海水淡水化向け中空糸型逆浸透膜「ホロセップRO膜」で培った技術をもとに、近年は濃縮膜として「ホロセップBC膜」を展開している。「ホロセップBC膜」は、インドネシアにおける年産22万tの大規模製塩工場に採用され、塩の生産性向上に貢献している。
受賞者は、同社環境ソリューション開発セクションリーダー安川政宏氏、同社環境ソリューション開発セクション合田昌平氏、TOYOBO MC Middle East Industries Company CTO三浦佑己氏、同社環境ソリューション営業セクション松出耀広氏、授賞テーマは 「浸透圧補助型逆浸透(OARO)法による海水濃縮技術の開発」 となる。
「ホロセップBC膜」とは 膜の両側に同一濃度の溶液を通液し、加圧することで、溶液中の有価物を濃縮する膜のこと。浸透圧差の影響を受けないため、RO膜法と同等の圧力条件で、より高濃度まで濃縮することができる。溶液からの有価物回収工程にBC膜を導入することで、従来型の蒸発法に比べてエネルギー使用量の削減が可能となる。
2026年06月23日

