三井化学は6月1日、マスバランス方式によるバイオマスプラスチックがソニーのテレビ『BRAVIA 9 II』の一部モデルに採用されたと発表した。
同社は温暖化問題の解決に向けた社会のバイオマス化を進める取り組みとして、BePLAYERブランドのもとバイオマスナフサによる誘導品(バイオマス化学品、バイオマスプラスチック)の展開を拡大している。このたび、ソニーの一部モデルにバイオマスプラスチックが採用され、同社はそのサプライチェーンにおける原料供給に貢献している。
同取り組みは、2026年2月6日に発表した、リニューアブルプラスチックの導入を通じて化石資源由来のバージンプラスチックの使用量ゼロを目指すソニーが、三菱商事と新たに立ち上げた共同プロジェクトCreating NEW from reNEWable materialsの一環として、サプライチェーン各社との連携により実現したものとなる。
マスバランス方式(物質収支方式)とは「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例バイオマス由来原料)がそうでない原料(例石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法」(環境省バイオプラスチック導入ロードマップ)を言う。
石油由来のプラスチック・化学品と物性が全く変わらないこと、これまで難しかった素材でもバイオマス化が可能となるなど、カーボンニュートラル社会の実現に向けて社会全体のバイオマス度を向上させるための重要なアプローチとなる。
同社グループでは、既に約50の製品群でマスバランス方式によるバイオマス化を実現している(2025年6月現在)。また、サーキュラーエコノミーにむけたリサイクルソリューションとして展開しているケミカルリサイクルにおいても、マスバランスは重要な役割を果たし、同様に約50の製品群でケミカルリサイクル由来のプラスチックや化学品の提供を行っている。
2026年06月03日

