豊田合成は5月29日、同社の「LIN通信対応車室内フルカラーイルミユニット」と「ニーエアバッグ」が、マツダの新型CXー5に採用されたと発表した。
近年、車の自動運転などの進展に伴い、車内照明には従来の装飾や明るさ確保だけでなく、注意喚起の通知機能や車内空間の演出など、高度かつ幅広い役割が求められつつある。このようなニーズに応えるため、同社はLIN通信機能を搭載したイルミユニットを開発した。車載通信で広く普及しているLIN通信は、シンプルな配線構造により搭載自由度が高い一方、通信速度が遅く、データ量が膨大となる複雑な光の演出には不向きだった。今回、ソフトウェアの制御を工夫することで、なめらかで複雑な光の演出を可能にした。
同製品は、流れるような光の動きと色を融合させて感情に働きかける演出など、将来的なニーズにも対応している。今後も同社は、製品に電子部品を組み合わせることで付加価値を高め、快適で安心な移動空間の創出に貢献していく。
ニーエアバッグは前面からの衝突時に下肢を支えることで、乗員が衝撃で前方へ移動することを抑制し、安全な姿勢に保つ。今回、新型CXー5に採用されたニーエアバッグは、同社が設計を手掛け、グループ会社の芦森工業が生産を担う。
同社は芦森工業を2026年3月に完全子会社化し、開発・設計、販売、調達および生産におけるシナジーを追求している。今後、開発面も含めて統合効果の最大化を図ることで、更なる交通死傷者数の低減に貢献していく。
新型CXー5が目指す、室内空間の広さや乗り心地の進化による快適な移動、およびすべての乗員が安心・安全にドライブを楽しむことができる車の実現に、同社技術は貢献する。
2026年06月02日


