収益性改善で営業・経常は増益 大日精化工業の26年3月期

2026年05月25日

ゴムタイムス社

 大日精化工業の2026年3月期連結決算は、売上高は1242億9400万円で前期比0・4%減、営業利益は76億1000万円で同8・6%増、経常利益は84億9000万円で同9・4%増、当期純利益は81億100万円で同21・3%減となった。

 輸送機器業界向けは、国内市場では、自動車メーカー減産影響が解消されコンパウンド・着色剤が堅調に推移した一方、ウレタン樹脂は採用車種の販売不振により低迷、海外市場では、中国・北米向けが低調だった一方、タイ、インド、台湾の現地法人が好調に推移した。

 情報電子業界の液晶ディスプレイ向けは、顔料が新製品の販売増加により好調に推移し、コーティング剤は堅調に推移した。オフィス事務機器及び商業印刷向けの顔料・着色剤は好調に推移した。

 カラー&ファンクショナルプロダクト事業の売上高は690億5000万円で同2・6%増、営業利益は41億4000万円で同32・1%増となった。情報電子業界向けの顔料及び分散体は、液晶ディスプレイ及びオフィス事務機器用途が好調に推移した。輸送機器業界向けのコンパウンド・着色剤については、国内で自動車生産の回復による復調が見られたほか、海外において、中国・北米向けは低調であったが、タイ、インド、台湾の現地法人を中心に好調に推移した。

 ポリマー&コーティングマテリアル事業の売上高は241億3200万円で同4・8%減、営業利益は25億8700万円で同17・7%減となった。ウレタン樹脂は、情報・電子業界の半導体、電子機器用途及び産業資材業界の感熱記録用コーティング剤が堅調だった一方で、輸送機器業界向けは、主要採用車種の販売不振が響き、国内外とも低調となった。また、情報電子業界向けの液晶ディスプレイ用コーティング剤については堅調に推移したものの、セグメント全体を補うには至りらなかった。

 グラフィック&プリンティングマテリアル事業の売上高は310億6500万円で同3・0%減、営業利益は8億5300万円で同19・1%増となった。国内のグラビアインキは、インフレによる買い控えの影響を一部受けたものの、軟包装及び飲料ラベル向けを中心に、底堅く推移した。一方、オフセットインキは低調に推移した。海外では、インドネシア現地法人が第2四半期に競争激化等により低迷したが、第3四半期以降は回復に転じ、好調に推移した。

 27年3月期通期の連結業績予想は売上高が1260億円で同1・9%増、営業利益が84億円で同10・4%増、経常利益が95億円で同11・9%増、当期純利益が66億円で同18・5%減を見込んでいる。

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