旭化成エレクトロニクスは5月20日、高音質オーディオ製品向けに開発したオペレーショナルアンプ「AK491x」シリーズを、2026年6月4日~7日にオーストリア・ウィーンで開催される国際オーディオ展示会「HIGH END Vienna 2026」にて初めて展示すると発表した。
同社は、同展示会のHall X2、ブース E07(Austria Center Vienna)に出展する。
AK491xシリーズは、AKMがDAC(DigitalーtoーAnalog Converter)で培ってきた独自の音作り思想にもとづくブランド「VELVET SOUND」の考え方を、アナログ出力段へと展開したプレミアムオーディオ用オペアンプとなる。ラインアップには、シングルチャネルの「AK4911」とデュアルチャネルの「AK4912」を用意している。
近年、AK4499EXをはじめとする高性能DACの登場により、デジタル音源を原音に極めて近いアナログ信号へ変換することが可能になっている。一方で、その性能を十分に引き出せるオペアンプの選択肢は限られていた。
AK491xシリーズは、信号に混ざる雑音を極限まで抑える超低ノイズ密度(0・96nV/√Hz)と、音のひずみを示す指標であるTHD+Nにおいて極めて低く優れた特性(1kHzにおいてマイナス150dB)を実現し、従来のオペアンプでは困難であった高い音質性能を提供する。さらに±100mAの高い出力駆動能力により、DAC用途における複数信号の合成(8チャネル電流加算など)といった厳しい負荷条件下でも優れた音質特性を維持する。
展示会場では、AK491xシリーズの紹介に加え、ホームオーディオ向け音場補正技術のデモンストレーションも実施予定となる。AKMのエンジニアおよびオーディオマイスターによる技術説明や試聴セッションは、ブースE07にて事前予約制で行う。
AK491xシリーズは現在サンプル提供中で、量産開始は2027年初頭を予定している。
2026年05月22日


