タイヤ各社が業界課題に提案 トラックショー26が開催

2026年05月21日

ゴムタイムス社

 日本最大級のトラック関連総合展示会「ジャパントラックショー2026」が5月14~16日の3日間、横浜市のパシフィコ横浜で開催された。
 タイヤメーカーからはDUNLOP、TOYO TIRE、ミシュランらが出展した。各社はそれぞれ趣向を凝らし、注力商品の魅力を来場者にアピールした。

 ◆DUNLOP
 出展テーマに「お客様の課題解決へDUNLOPができること」を掲げ、運送事業者向けの「ECO SMART PLAN」を中心に展示を行った。「ECO SMART PLAN」は、安全運行を支える商品ラインアップで、タイヤ交換や定期点検を一括管理するフルメンテナンスや車両状態をリアルタイムで可視化するデータソリューションを組み合わせたパッケージプラン。
 コスト最適化、業務効率化、安全性向上、環境負荷低減に向けた取り組みをワンストップで提供することにより、運送事業者の課題解決を総合的に支援する。
 タイヤでは「SYNCHRO WEATHER」の他に、8月の発売が発表されたばかりのトラック・バス用スタッドレスタイヤ「SP011」やロングライフと安全性の両立を実現した低燃費タイヤ「SPLIT50M」などを展示した。
 タイヤの空気圧、摩耗状態、荷重、路面状態、車輪脱落予兆などを検知する独自のソフトウェア技術である「センシングコア」も紹介。さらに、サステナブル原材料を利用し、モータースポーツでも使われているタイヤ「TOWANOWA」のパネル紹介も行った。
 また、同会場で同社のタイヤ事業本部技術本部第三技術部TBLT担当の髙橋伸吾部長と株式会社ダンロップタイヤのマーケティング本部ソリューションマーケティング部の望月祐介部長が登壇し、トラックバス用スタッドレスタイヤの新製品「SP011」と「ECO SMART PLAN」を活用したソリューションビジネスの説明会も行った。髙橋氏は新製品について「氷上発進性能を従来品比8%向上させたことにより、アイスバーンでの交差点でもスムーズな発進が可能となるだけでなく、耐摩耗性能を20%以上向上させたことにより長寿命化が可能となる」と話した。
 「ECO SMART PLAN」の説明は望月氏が担当した。
 「ECO SMART PLAN」の契約車両台数について望月氏は「提案の強化を開始した23年当初は見積もりを合わせることに苦戦をしたが、25年に大きく契約を伸ばし、現在では2万台の車両契約となった」と説明した。今後はタイヤのみの契約である「ESP1・0」から、タイヤに加えて点検メンテナンスを加えた契約である「ESP2・0」、さらにこれらに加え、TPMSなどのデジタルやセンシング技術を用いてタイヤ周りをIoT管理も行う「ESP3・0」での契約を増加させていく。さらに、将来的にはレンタカーやリース車両を使用する法人への提案も検討していく。

 ◆TOYO TIRES
 ブースでは、物流事業者と共同開発したトラック・バス用オールウェザータイヤ「M630」をはじめとする最新製品を輸送車両に装着して展示するとともに、リトレッドタイヤを含む環境配慮型製品など、同社のトラック・バス用タイヤの幅広いラインアップを紹介した。14日にはモータージャーナリストの竹岡圭氏と同社生産財商品企画部部長の杉本裕昭氏によるブースツアーを行った。
 また、車両コンテナ内に展示コーナーを設け、同社の技術体系「THiiiNK」や製造工程の紹介を通じて、物流現場の課題解決に貢献する同社独自の基盤技術を発信した。
 ブース内の体験コーナーでは軸力計、トルク計測器によるメンテナンス体験や点検ハンマー打撃によるナットの緩み確認体験も行われた。
 会期中はトークセッションも行われた。モータージャーナリストの竹岡圭氏の司会の元、スペシャルゲストとして国内最大規模のチルド物流ネットワークを有する株式会社ムロオの山下俊一郎社長らを招き、「物流の未来にタイヤができること」をテーマにトークが繰り広げられた。他にも、
M630の搭載技術の解説や現役トラックドライバーの本音トークをテーマにしたトークセッションも行われた。

 ◆日本ミシュランタイヤ
 ブースではミシュランタイヤの戦略の軸である「IT’S MORE THAN A TIRE(タイヤ以上の価値を)」を基に、タイヤ単体でのビジネスだけに留まらず、関連サービスを含めた最新技術やソリューションを紹介した。タイヤでは、
トラック&バスタイヤ「MICHELIN X MULTI ENERGY Z」やフォークリフトタイヤ「SOLIDEAL RES 550 MAGNUM SERIES」等の展示を行った。また、技術展示としては、デ

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