ユニチカの26年3月期連結決算は、売上高が1185億6300万円で前年同期比6・2%減、営業利益は105億4900万円で同80・3%増、経常利益は103億9200万円で同121・4%増、当期純利益は181億5300万円(前年同期は242億8300万円の損失)となった。
セグメント別に見ると、高分子事業の売上高は563億9500万円で同1・8%増、営業利益は94億2900万円で同57・1%増となった。
フィルム事業では、包装分野は、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルムともに食料品等の価格上昇が続き包装市場が停滞している中、海外品の流入等も背景に販売量は微減となった。ハイバリアナイロンフィルム「エンブレムHG」の販売は引き続き好調を維持した。工業分野は、電子材料分野の需要が好調を継続したことで販売は堅調に推移した。また、海外では販売戦略の転換と生産性改善の効果により、収益は大きく改善した。
樹脂事業では、エンジニアリングプラスチックは引き続き電気・電子部品用途が好調に推移し、自動車部品用途も堅調に推移したことから、販売は伸長した。機能樹脂は、売上高は横ばいとなったが、ポリエステル関連のコストアップにより減益となった。関連会社においてもオフィス用途、産業資材用途などで大きく販売が伸長し、事業全体では増収増益となった。
機能樹脂は、幅広い用途・分野で販売が伸長した。また、不採算販売の見直しと価格改定を継続した結果、収益性は改善した。
機能資材事業の売上高は336億9500万円で同9・0%減、営業利益は16億300万円で同436・5%増となった。ガラス繊維事業では、産業資材分野は、建築資材用途の透明シートの販売が低調だった一方で、テント・シート用途向けの不燃材料は概ね堅調に推移した。電気電子分野は引き続き好調に推移した。電子材料分野は、超極薄低熱膨張ガラスクロスおよび超極薄Eガラスクロスは、ハイエンド携帯端末向けモバイルメモリ用途に加え、非メモリ用途でも採用が進んだ結果、収益力が大幅に伸長した。
27年3月期の連結業績予想は、売上高840億円で前年同期比29・2%減、営業利益80億円で同24・2%減、経常利益65億円で同37・5%減、当期純利益50億円で同72・5%減を見込んでいる。
