信越化学工業の26年3月期連結決算は、売上高が2兆5739億6900万円で前期比0・5%増、営業利益は6352億400万円で同14・4%減、経常利益は7082億8100万円で同13・7%減、当期純利益は4744億5900万円で同11・2%減となった。
機能材料事業の売上高は4408億円で同2%減、営業利益は1009億円で同1%増となった。機能性の高い製品群の販売を格段に増やすことに傾注し、その成果が収益に結実してきた。
生活環境基盤材料事業の売上高は9813億円で同6%減、営業利益は1648億円で同43%減となった。塩化ビニルに関しては、北米で昨年半ばにかけ需要は堅調だったが、その後弱含み市況は軟化した。アジアほかの海外市場で、価格の低迷が続いたが、張り巡らされた販売網を駆使して、最善の販売を行った。か性ソーダについては、価格、数量とも概ね安定した販売を確保した。イラン、中東での戦争勃発に起因する原料、エネルギー価格上昇を受け、全製品の値上げに着手し、それを推し進めた。
電子材料事業の売上高は1兆157億円で同9%増、営業利益は3445億円で同6%増となった。半導体市場は、AI関連が引き続き活況を呈し、それ以外の分野の需要がようやく上向いてきた。そのような動向を捉え、伸びの強い市場にシリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料の売上を伸ばした。
27年3月期の連結業績及び配当予想については、開示が可能となった時点で速やかに開示する。
