東洋紡エムシーがナインスクラウドを開発 低反発性持つ三次元網状繊維構造体

2026年04月07日

ゴムタイムス社

 東洋紡エムシーは4月6日、低反発性を有する三次元網状繊維構造体「ナインスクラウド」を新たに開発したことを発表した。

 新素材である「ナインスクラウド」は、同社の従来品である三次元網状繊維構造体「ブレスエアー」と同様の構造を持ちつつ、同社独自の紡糸技術により繊維をシースコア(芯鞘)構造にすることで、耐久性や耐熱性を維持しながら、ソフトな低反発性を発現させることに成功した。「ブレスエアー」由来の清潔性(洗える特性)、通気性(むれ感の低減)といった特長はそのままに、体に寄り添うような柔らかなクッション性を実現した。

 同社は、「ナインスクラウド」を中材に用いた枕を2026年4月下旬より、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて先行販売する。

 従来、低反発ウレタンフォームに代表される低反発性素材の中には、通気性が低くむれ感が生じやすいことや、水洗い時の乾燥に時間を要すといった課題を有するものがあった。こうした課題に対し、同社独自の紡糸技術で解決を図ったのが、この「ナインスクラウド」である。網状繊維1本、1本をシースコア繊維として、芯部に低反発樹脂を、外周部に高耐久性樹脂を使用して構造化することで、網状繊維構造体の通気性を維持しつつ、低い反発弾性(低反発性)と耐久性を実現した。

 なお、「ナインスクラウド」のブランド名は、英語で至福の状態を意味する「Cloud Nine(クラウドナイン)」に由来し、使用者に幸福を届けたいという想いをこめて名付けられた。

ナインスクラウドロゴ

ナインスクラウドロゴ

シースコア構造

シースコア構造

ナインスクラウド枕イメージ

ナインスクラウド枕イメージ

ナインスクラウド断面

ナインスクラウド断面

ナインスクラウド中材

ナインスクラウド中材

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー