東レ、長期経営方針を設定 TORAY VISION 2050

2026年03月27日

ゴムタイムス社

 東レは3月25日、2050年に同社グループが目指す世界を、従来の「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」から改定し、新たに「TORAY VISION 2050」として設定したことを発表した。その世界の実現に向けて、今後10年間で想定する事業環境・トレンドの大きな変化と、同社グループに及ぼす長期的影響を踏まえ、2035年までの長期経営方針「TORAY Challenges 2035」を策定した。
 そして、この長期経営方針の下、新年度の始まりである2026年4月から3年後の2029年3月までに取り組むべき課題として、中期経営課題「IGNITION 2028」をスタートさせる。

 TORAY VISION 2050では、2050年に目指す世界として、「人と地球が調和し、資源が循環し、自然が再生していく世界」「安全・安心な社会の中で豊かさが生み出され分かち合える世界」「すべての人が健やかに心地よく暮らす世界」の実現を目指す。
 その世界の実現に向け、TORAY Challenges 2035では、5つの長期経営方針として「確かな成長と次世代市場での飛躍」「ビジネスモデルの転換」「現場力強化とサプライチェーンの強靭化」「DXによる価値創出の仕組み強化」「人材を核とした経営基盤強化」を掲げた。不確実性が高まる中、リスクを機会に変えるビジネスへの転換と、同社が長年築いてきた世界中のアセットのフル活用により、価値を創出していく考えである。

 TORAY Challenges 2035のゴールである2035年の同社の「ありたい姿」を端的に表す言葉が、「Weaving Science into Society『科学で社会の未来を紡ぐ』」である。同社ら素材産業は、社会に実装してこそ、その価値を創出できる。この言葉は、素材に限らない同社の科学(R&D、生産、エンジニアリング、マーケティング)を、社会課題やニーズと結びつけ、社会に実装することで、不可欠な価値へと高めていくという姿勢を示している。

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