UBEが韓国企業へ出資 量産技術開発と事業化を支援

2026年02月27日

ゴムタイムス社

 UBEは2月25日、窒化珪素粉末およびセラミックボールの開発・製造を手がける韓国スタートアップ企業CheomdanLabに対する出資を決定したと発表した。
 CheomdanLab社は、半導体産業などで発生するシリコン廃棄物をリサイクル/アップサイクルし、低エネルギーかつ低コストで窒化珪素を製造するSRBSN(SinteredーafterーReactionーBonded Silicon Nitride)技術を有している。
 窒化珪素セラミックボールは、高速回転・高温環境で高い信頼性が求められる電気自動車、エネルギー、工作機械などの分野で広く利用されており、今後も需要拡大が見込まれている。特に電気自動車分野では、電蝕(電気腐食)防止が求められることから、窒化珪素製ベアリングの採用が進んでおり、需要増加の主な要因とされている。
 同社は研究開発方針として「オープンイノベーションによる競争優位性の源泉となる技術の確立」を掲げ、新たなスペシャリティ事業の創出に取り組んでいる。CheomdanLab社が社会実装を目指す、シリコン廃棄物のリサイクル/アップサイクルによる窒化珪素製造技術は、持続可能な先端素材のサプライチェーン構築に寄与するものとなる。
 同社は今回の出資を通じて、CheomdanLab社の量産技術開発と事業化を支援し、両社の成長と事業基盤の確立・発展を目指す。
 同社グループでは地球環境問題への取り組みにおいて、GHG排出量の削減に努めるとともに、環境に貢献する製品や技術の開発とその実用化を推進している。環境貢献型製品・技術、ソリューションをより多くのユーザーに提供することで、社会全体のカーボンニュートラルに貢献し、同社グループが2030年に目指す姿である「地球環境と人々の健康、そして豊かな未来社会に貢献するスペシャリティ化学を中核とする企業グループ」を実現していく。

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