東レがグループ5社で出展 パリ開催の複合材料の展示会

2026年02月19日

ゴムタイムス社

 東レは2月18日、フランス・パリで26年3月10~12日まで開催される、世界最大級の複合材料の展示会「JEC World 2026」に、同社グループ5社(東レ、Toray Carbon Fibers Europe、Toray Advanced Composites、Composite Materials、Delta Preg)で共同出展することを発表した。

 同社グループのブース(ホール6/E05)では、同社100周年を記念して「世界を変える。これからも。」のテーマを掲げ、航空宇宙、防衛、高性能自動車、産業分野における、過去から未来にわたる用途事例を紹介する。また、「サステナビリティ」「モビリティ」「エネルギー」「クオリティ・オブ・ライフ」「新製品紹介」の5つのカテゴリに分け、各分野で貢献する製品や技術について展示を行う。「サステナビリティ」のカテゴリでは、JECイノベーションアワード受賞した、同社の熱可塑性複合材料Cetexを用いた循環・リサイクルに関する紹介や、バイオサーキュラー炭素繊維を採用したテニスラケット(JECイノベーションアワード最終選考進出)などを展示する。
 さらに、今回の同社グループ共同ブースでは、以下の中間材料を中心とした複合材料の最新製品群も紹介する。

 「Cetex TC1005」は高性能かつコスト効率に優れた部品製造を実現する、次世代の熱可塑性ポリエーテルイミド(PEI)一方向テープである。優れた靭性に加え、PEI本来の高い耐火性、低発煙性、低毒性(FST特性)を兼ね備えており、航空機内装材をはじめ、鉄道や産業用途など、厳格な防火安全基準が求められる分野に最適な材料である。

 「4000プリプレグ」は従来のビスマレイミド(BMI)プリプレグと比較して、優れた耐損傷性、高い引張特性、ならびに樹脂流動性の向上を実現した次世代BMIプリプレグである。航空宇宙、防衛、宇宙分野をはじめとする高性能用途に最適な材料として設計している。

 「ZeroPregシリーズ」では、ISO14067の認証を取得したプリプレグを紹介する。

 「FR162V0およびDT220エポキシシステム」では、FR162V0は、次世代のハロゲンフリー難燃性エポキシ樹脂であり、高い難燃性、優れた自己消火性、低い発熱量を特長としている。板厚1mmの積層板においてUL94 Vー0に分類され、FAR25・853およびEN45545ー2にも適合している(性能は積層構成条件により異なる)。これらの特性により、FR162V0は、厳格な防火安全基準が求められるバッテリーケースや航空機内装用途に最適な材料である。DT220は、優れた熱機械特性と高い耐衝撃性を発揮するよう設計された、先進的なエポキシシステムである。高温環境下においても物性保持性に優れており、非常に高い使用温度にさらされる構造部材用途に適している。

 また、同会場内の別ホール(ホール5/H21)では、同社グループの産業用途ラージトウ炭素繊維を専門とするZoltek Corporationならびにフィラメントワインディング装置を製造・販売するEngineering Technology Corporationも出展を予定している。

東レブースイメージ

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