東部ゴム商組、新年会開催 組合の進化と成長を一緒に考える

2026年02月02日

ゴムタイムス社

 東部工業用ゴム製品卸商業組合(前田淳理事長、東京ベルト)は1月27日、東京會舘において「第75回商工・関連団体新年会(東部ゴム商組共済会協賛)」を開催した。当日は会員並びに賛助会員、関連団体の代表ら約240名が出席して盛大に執り行われた。
 冒頭、新年を祝う挨拶で前田淳理事長は「今年の干支は午年、しかも丙午になる。丙午は出生者数が少ない、縁起が悪いなど小さいころから聞かされてきた。丙午の出生者数は136万人と、1960年代の平均170万人から比べると約2割減っている。一方、現在の黄金世代といわれる25~35歳の出生者数は年120万人と、丙午の出生者数よりも1割低い。2024年と2025年の出生者数が70万人を切るなかで、黄金世代でも人材確保

が難しい状況にあるが、20数年後はその半分になる」と、出生者数減少を踏まえた人手不足の状況を紹介した。
 続いて前田理事長は「ゴム企業の皆さまにとっても魅力的な企業になることが課題だ。組合行事も魅力的な行事を多く実施しており、3月には恒例の野球大会を開催した後、春にはビジネスマナー研修会、ゴムと図面の勉強会、女性セミナーに加えて、今年は新しい企画として従業員の皆さまの資産形成に関するセミナーを実施する予定だ。また、新年会は東部ゴム商組共済会の後援を受けている。共済会のグループ保険は従業員の万が一に備えるために創設されており、従業員にとって大変魅力的な一助になると思う」とグループ保険への加入を呼びかけるとともに、「今年も多くの組合行事に参加いただきたい」と挨拶を終えた。
 続いて前田淳理事長から本年の組合綱領が発表された。組合綱領は「組合の「これからの進化と成長」をみんなで考えていこう」(日加商工㈱加藤暢利社長創案)。加藤社長が組合綱領を受賞したのは9年ぶり3回目。受賞の挨拶で加藤社長は「この組合綱領は組合の活動方針にも即した内容になっている。今年1年間この綱領をご愛顧いただいきたい」と受賞した感謝を述べた。
 次に来賓を代表し挨拶に立った日本ゴム工業会の西井英正副会長(弘進ゴム)は「足元ではインフレの進行や原材料のコスト高、ユーティリティコストの上昇、人手不足を背景とした賃金上昇などで企業の収益は圧迫されており、特に中小企業は厳しい局面に直面している」とし、「適切な価格転嫁が必要なことはもちろん、生成AIの活用など生産性向上に向けたとりくみが避けて通れない。深刻化する人手不足、作業の軽減なども含めた解決策として、今後はフィジカルAIの社会実装が加速するだろう。フィジカルAIは我々ゴム産業にとって新たな需要を生み出すと思うが、AIやロボットはあくまでもツール。このツールを活かした製品やサービスを提供できるかが重要になる。現場に近い距離におられる卸商社様と我々メーカーが力を合わせ、今年の組合綱領のように「これからの進化と成長をともに考えていきたい」と挨拶を結んだ。

 乾杯の挨拶を行った山上茂久相談役理事(ヤマカミ)は「10年ぶりに東京會館で新年会を開き、しかもこれだけ多くの方にお集まりいただきうれしく思っている。トランプ大統領のベネズエラ進行や衆議院選挙など激動の中で今年もスタートしているが、どのような激変があろうとも、ゴムのように柔軟性をもって対応し、今年の干支のように馬力をもち、日本経済をけん引する業界になっていけるようにしたい」とし、乾杯の音頭を取り出席者は歓談に移った。
 手締めの挨拶は塩谷信雄相談役理事(バン工業用品)が行い、三本締めで出席者は散会した。

 

前田淳理事長

組合綱領を受賞した加藤氏(右)

西井日本ゴム工業会副会長

山上相談役理事

塩谷相談役理事

 

全文:約1504文字

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