機能材料事業は減収減益 信越化学の4~12月期

2026年02月02日

ゴムタイムス社

 信越化学工業の26年3月期第3四半期連結決算は、売上高が1兆9340億円で前年同期比0・2%増、営業利益は4980億2600万円で同14・8%減、経常利益は5574億1400万円で同13・5%減、四半期純利益は3843億2000万円で同11・1%減となった。

 シリコーン事業が含まれる機能材料事業の売上高は3337億円で同2%減、営業利益は725億円で7%減となった。機能性の高い製品群の販売を格段に増やすことに傾注し、収益を補うことに努めた。

 生活環境基盤材料事業の売上高は7479億円で同4%減、営業利益は1463億円で同35%減となった。塩化ビニルに関しては、北米で年初から年半ばにかけ需要は堅調だったが、その後弱含み市況は軟化した。アジアほかの海外市場で、価格の低迷が続いたが、張り巡らされた販売網を駆使して、最善の販売を行った。か性ソーダについては、価格、数量とも概ね安定した販売を確保した。
 
 電子材料事業の売上高は7503億円で同6%増、営業利益は2592億円となった。半導体市場は、AI関連が引き続き活況を呈し、それ以外の分野の需要がようやく上向いてきた。そのような動向を捉え、伸びの強い市場にシリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料の売上を伸ばした。

 加工・商事・技術サービス事業の売上高は1019億円、営業利益は211億円で同2%減となった。半導体ウエハー関連容器は需要が堅調となった。自動車関連製品ではシリコーン成型品が伸びた。

 26年3月期通期業績予想は、売上高が2兆4000億円で前期比6・3%減、営業利益は6350億円で同14・4%減、経常利益は7000億円で同14・7%減、当期純利益は4700億円で同12・0%減を見込んでいる。

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