DUNLOP、Cabotと合意書締結 資源循環型補強性カーボンの商業化

2026年01月26日

ゴムタイムス社

 DUNLOPは1月22日、Cabot Corporationと資源循環型補強性カーボンの商業化に向けた基本合意書を締結したことを発表した。
 Cabotの特許技術により性能を高めた資源循環型補強性カーボンは、使用済みタイヤを熱分解して得られた炭化物をCabotのEVOLVEサステナビリティ技術により加工したものである。同社は、本素材の量産タイヤへの採用に向けて検討を進めており、循環型社会の実現に向けた取り組みをさらに加速していく。

 Cabotの資源循環型補強性カーボンは、Cabotが特許を有する再生カーボン技術を活用している。同社のタイヤ生産において初めて採用を検討する新素材であり、両社の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みにおいて重要な役割を果たすと認識している。同社は量産タイヤへの適用評価を進め、Cabotは今後見込まれる市場需要に対応するため、再生カーボン技術の拡大に注力していく。

 同社 材料開発本部 材料第四部長 堀口卓也氏は、「挑戦を掲げるDUNLOPは、Cabotとの協業により資源循環型補強性カーボンの実用化に向けた検討を加速する。両社の技術と知見の結集により早期の量産化を目指し、低炭素社会の実現に寄与していく」とコメントしている。

 CabotのVice President and General ManagerのSustainable Solutions Reinforcement Materials segmentのAatif Misbah氏は、「補強用カーボン分野のリーディングカンパニーとして、イノベーションと協業によるサステナビリティの実現は当社の事業の中核である。製品の持続可能性と性能を高める技術開発に注力していく。今回、高機能資源循環型補強性カーボンをタイヤ用途で試験するにあたり、DUNLOPと協業できることを誇りに思う。本締結は当社の持続可能性への取り組みに沿うものであり、タイヤ業界の低炭素社会の実現に貢献していく」とコメントしている。

 サステナブル原材料の採用は、タイヤ事業における循環型ビジネス(サーキュラーエコノミー)構想「TOWANOWA(トワノワ)」を具現化する取り組みの一環である。「TOWANOWA」はバリューチェーン上の5つのプロセスからなる「サステナブルリング」と各プロセスから収集したビッグデータを連携させる「データリング」で構成されており、二つのリング間でデータを共有・活用することで新たな価値提供を目指す。「TOWANOWA」に基づき、これまでもサステナブル原材料の活用推進など、環境負荷低減に向けた取り組みを進めている。

「TOWANOWA」のロゴマーク

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