積水化学工業は、同社の環境・ライフラインカンパニーで、環境負荷低減ニーズの高まりを受けて、膜を介して酸素を供給することで安定的な生物処理を可能にする「平膜型MABR」排水処理の技術確立に取り組んできた。このたび、技術確立にめどが立ったため、1月21日、顧客への提案を本格化することを発表した。
昨今はSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みもあり、水利用の効率化の観点からも適切な水処理の重要性がますます増している。現在、多くの下水処理場や民間の排水処理施設で採用されている活性汚泥法には、電力コストがかかる、余剰汚泥の処理が必要、維持管理が困難といった課題があり、より効率的な生物処理方法が求められている。
MABR(Membrane Aerated Biofilm Reactor)とは、膜を介して酸素を供給する生物膜法の新技術で、低駆動圧力で効率的な水処理を実現する環境貢献型水処理方法である。
同社のMABRは「平膜構造」にすることで、高い酸素透過度と強度を両立することが可能となり、より高効率な環境貢献型の水処理を実現する。
特長として、①エネルギー消費量が最大75%削減、②発生汚泥量が最大65%低減、③省スペースでの排水処理能力の増強が可能となる。
顧客への提案を本格化し、2026年春の上市を予定している。
顧客への本格提案を開始するにあたり、2026年1月28~30日まで東京ビッグサイトで開催される「InterAqua 2026」に出展する。

