TOYO TIREは12月8日、2026年1月3日~17日までサウジアラビアで開催される「ダカールラリー2026」において、最上位クラスのレースへ参戦するチーム「Overdrive Racing」に対し、同社製ピックアップトラック/SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY M/TーR」を供給し、同チームをサポートすると発表した。
また、「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」にも同タイヤを供給し、市販車ベースクラスでの13連覇に向けた挑戦を支援する。
1978年から開催されているダカールラリーは、世界で最も過酷なオフロード耐久ラリー競技として知られている。寒冷な山岳地帯から灼熱の砂漠にいたるまで、気象条件や路面状況が刻々と変化する厳しい環境のなか、ドライバーは道なき道を緻密な運転と正確なコース取りで走破する。
約2週間にわたり、総距離ルート約7994kmに及ぶ競技区間計13ヵ所とそれらを結ぶ移動区間を走行し、累積走行タイムを競う。
同社は2021年より、ダカールラリー専用にチューニングした「OPEN COUNTRY M/TーR」をTLCに提供し、その挑戦を支え続けてきた。そして本年、ULTIMATEクラス参戦チームへも同社製タイヤの供給を実現した。供給先となるOverdrive Racingは、昨年のダカールラリーで総合優勝を果たした世界屈指の名門レーシングチームとなる。
今回、両チームに供給する「OPEN COUNTRY M/TーR」は悪路走破性を追求し、耐久性・耐摩耗性を向上させるとともに、環境負荷低減に配慮したサステナブル素材を採用している。
同社は、過酷なオフロードレースで得た知見を製品開発にフィードバックし、ピックアップトラック/SUV向けタイヤの性能を磨いてきた。
今後も、次世代モビリティ社会の実現に貢献するため、製品・材料の開発、技術強化、リサイクル技術の構築、環境負荷物質の代替材料開発などの取り組みを推進していく。
2025年12月11日



