ピレリは11月14日、ノルウェーの写真家兼ディレクターのソルヴェ・スンズボ氏が作成した２０２６年ピレリカレンダーを、チェコ共和国プラハの市民会館で公開した。
52版目となる最新版「Ｔｈｅ Ｃａｌ」は、人間と自然の繋がりを探求している。主人公たちは、土、空気、火、水といった自然界のエレメント、そしてエネルギー、エーテル、光といった、より無形の力の象徴的な体現者として描かれている。「このカレンダーは、伝統的な四元素の枠を超えている」とスンズボ氏は語る。「あまり文字通りには捉えたくなかった。人間の生活の中心となる感情、本能、そして心の状態を捉えたかった。自由への渇望、好奇心、知識への渇望。ある種の神秘、想像力、情熱、解放への渇望、自然との絆、そして時間と空間との関係。それは私たちを、私たちの起源へと繋ぐ手段である。野心的な目標だが、挑戦してみたかった。」
スンズボ氏は４月に、ノーフォークのホルカムビーチとエセックスの田園地帯で自然のイメージを撮影し、その後ロンドンとニューヨークのスタジオで撮影を続けた。熱心なハイテク愛好家であり実験家でもある彼は、巨大なＬＥＤスクリーンを用いて、夕焼け、雲、炎、水といった自らが「収穫」した自然のイメージを再現し、プロジェクトの主人公たちの背景として用いた。それぞれの登場人物はそれぞれのエレメントを解釈し、写真家と共にポートレートを作り上げ、スンズボ氏は彼らの感情や独自の身体性を捉えた。
カレンダーを構成する22枚の写真には、映画、ファッション、スポーツ、音楽界からスコットランド出身の女優ティルダ・スウィントン、イギリス人女優グウェンドリン・クリスティーなど11人の女性が登場している。
