国内ベルトは増収減益 三ツ星ベルトの4~9月期

2025年11月11日

ゴムタイムス社

 三ツ星ベルトの26年3月期第2四半期業績は、売上高が458億6800万円で同0・9%増、営業利益は45億9700万円で同1・1%増、経常利益は50億7500万円で同18・4%増、中間純利益は38億7000万円で同36・5%減だった。
 セグメント別にみると、国内ベルトの売上高は147億4400万円で同3・8%増、セグメント利益は35億2000万円で同16・3%減となった。自動車部品分野では、売上高が減少した。新車向け電動ユニット駆動用ベルトの販売は堅調に推移したが、補修向けの販売が低調に推移したことから前年同期を下回った。
 産業機械分野では、売上高が増加。伝動ベルトの販売が農業機械、射出成形機、ロボット向けの需要復調により増加した。樹脂コンベヤベルトの販売も物流倉庫や食品工場向けで順調に推移した。
 海外ベルトの売上高は247億100万円で同0・7%増、セグメント利益は21億1900万円で同20・0%増。自動車部品分野では、前年同期並みだった。四輪車向け電動ユニット(EPSなど)駆動用ベルトや、電動二輪車向け後輪駆動用ベルトなどの電動化対応製品の販売は堅調に推移した。一方、米国市場の多用途四輪車向け製品は、顧客の生産調整の影響を受け、販売が低調だった。
 産業機械分野では、売上高が増加しました。農用市場での新製品の投入や新規顧客の獲得が奏功した。また、東南アジアでは市中在庫の調整が進み、解消に向かっている。
 建設資材の売上高は34億2400万円で同8・1%減、セグメント利益は9000万円で同67・9%減となった。建築分野向けでは、施工現場の人手不足の影響を受け、売上高が減少しました。土木遮水分野向けでは、前年同期に比べ大型の工事物件が少なかったことから、売上高が減少した。土木防水分野向けでは浄水場関連の工事物件が寄与し、売上高が増加した。
 エンジニアリングストラクチュラル フォーム、電子材料、仕入商品などが含まれるその他の売上高は29億9800万円で同0・4%増、セグメント利益は1億7800万円で同35・5%増。電子材料分野では、半導体及び電子部品向けの導電性ペースト材の新規用途の開拓や新規顧客の獲得が奏功し売上高が増加した。
 26年3月期通期業績予想は、売上高890億円で前期比1・7%減、営業利益86億円で同3・7%減、経常利益86億円で同6・1%減、当期純利益68億円で同24・9%減を見込んでいる。

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