機能化学品は減収 大阪ソーダの4~9月期

2025年11月12日

ゴムタイムス社

 大阪ソーダの2026年3月期第2四半期決算は、売上高が488億3200万円で前年同期比2・7%減、営業利益は81億1100万円で同16・4%増、経常利益は89億1000万円で同24・0%増、当期純利益は67億5500万円で同38・8%増となった。

 セグメント別で見ると、機能化学品の売上高は135億9600万円で同14・8%減となった。合成ゴムでは、アクリルゴムは昨年のデボトル工事完工により生産能力を増強したことで、売上高は増加したが、エピクロルヒドリンゴムは欧州等における自動車生産台数減少の影響を受け、売上高は減少した。合成樹脂では、ダップ樹脂は中国及び国内のUVインキ需要低迷により売上高は減少したが、ダップモノマーは米国において競合品からの置き換えを進めたことにより売上高は増加した。アリルエーテル類では、欧州における需要減少や中国市況の軟化により、売上高は減少した。

 基礎化学品の売上高は203億200万円で同10・3%増となった。クロール・アルカリは、水島工場の製造設備不具合による供給問題が解消されたことで販売数量が増加したため、売上高は増加した。エピクロルヒドリンは、供給問題の解消による販売数量の増加に加え、海外市況の改善により、売上高は増加した。

 
 26年3月期の連結業績予想は直近に公表されている業績予想を修正した。売上高は1020億円(前回発表から据え置き)、営業利益は173億円(同170億円、増減率1・8%増)、経常利益は187億円(同181億円、同3・3%増)、当期純利益は135億円(同123億円、同9・8%増)を見込んでいる。

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