三井化学、マイまくら物産と共同開発 グリーン原料のBioウレタンマットレス

2025年09月16日

ゴムタイムス社

 マイまくら物産と三井化学は9月11日、持続可能な社会の実現に向け、国内初のバイオマス特性を割り当てたトルエンジイソシアネート(以下「グリーン原料」)を用いた、Bioウレタンマットレスの開発に成功したことを発表した。量産化の実現に向け2025年9月3日より、Makuake(マクアケ)でのクラウドファンディングプロジェクトを開始した。

 マイまくら物産は「地球と体に優しい睡眠を」をテーマにマットレス製品を始め、枕や掛け布団、毛布など幅広い製品の製造を行っている。この度、マイまくら物産は寝具製品の次世代モデルとして、三井化学のグリーン原料を用いたBioウレタンマットレス「NATURE REST」の開発に成功した。三井化学のグリーン原料はマスバランス方式に準じたバイオマス原料であり、化石原料から置き換えることで削減可能となるCO2量はウレタンマットレス1000台あたり、557本分の杉が1年間で固定化するCO2量(7・8t、暫定値)に相当し、環境負荷軽減への貢献が期待される。

 「NATURE REST」の特徴は、Bioマスバランス原料で環境にやさしく、石化資源の利用削減によるGHG削減に貢献し、サラッとしたソフトタッチ、ふわっと宙に浮くリラックス感で森の中での眠りを想像し、防ダニ、防カビに優れた通気性で、清潔な睡眠環境を維持することができる。

 Makuakeプロジェクトについて、プロジェクト内容は「日本初の新素材を使用し環境負荷低減と寝心地を両立させた地球とカラダに優しいマットレス」、プロジェクト期間は2025年9月3日12:00~2025年10月19日23:59までとなっている。

Bioウレタンマットレス「NATURE REST」の芯材

Bioウレタンマットレス「NATURE REST」の芯材

「NATURE REST」の特徴

「NATURE REST」

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