住友化学が8製品・技術を認定 GHG排出量削減に貢献

2025年08月18日

ゴムタイムス社

 住友化学は8月8日、今年で10年目となる持続可能な社会の実現に向けた取り組み「Sumika Sustainable Solutions」において、新たに8つの製品・技術を認定したと発表した。
 これにより、認定製品・技術数は計89となり、売上収益は5543億円、全社売上収益に占める割合は21%となった。
 同社は、2016年から温暖化対策や環境負荷低減などに貢献する同社グループの製品・技術を複数の外部有識者による検証の上、SSSとして自社で認定する取り組みを行ってきた。今後のSSS売上収益目標は、2030年度までに1兆2000億円と設定している。
 今回認定された製品は、ダイズやトウモロコシの不耕起栽培に適した除草剤「ラピディシル」、高性能・省エネの半導体メモリの製造工程に使用される洗浄剤「グルークリーナー」、ケミカルリサイクルされたアクリル樹脂「SUMIPEX Meguri」などとなる。
 各製品・技術がSDGsの各目標にひもづけられ、それぞれの分野での貢献が期待される。
 なお、同社は23年より、同社製品・技術のカーボンニュートラルに対する貢献度合いをより明確に示すための新指標「Science Based Contributions」を公開している。
 SBCは、SSS認定品の中から、確実に温室効果ガス(GHG)排出量削減が見込まれる最終製品や技術を厳選した上で、それらの製品・技術の活用を通じて、社会でどの程度の量のGHGが削減されたかを定量的かつ科学的に算定、可視化するものとなる。24年度のSBCの実績は660万トンとなった。同社はこのSBCを、ステークホルダーの方への積極的な情報開示の一指標として活用し、世界のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進する。
 同社は、社会課題を革新的な技術で解決する企業「Innovative Solution Provider」を目指し、今後とも持続可能な社会の実現に貢献するソリューションの創出に取り組んでいく。

ラピディシル

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グルークリーナー

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スミペックスメグリ

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