日本と米国は2桁増益 タイガースポリマーの4~6月期

2025年08月08日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの26年3月期第1四半期決算は、売上高が123億1500万円で前年同期比3・6%増、営業利益は9億1600万円で同29・4%増、経常利益は9億9500万円で同13・2%減、四半期純利益は7億3300万円で同0・8%増となった。

 セグメント別では、日本の売上高は59億8000万円で同8・2%増、セグメント利益は2億1600万円で同60・5%増となった。産業用ホース・ゴムシート類・ゴムマット類及び自動車部品は売価値上げの効果や販売の増加により、増収増益となった。

 米国の売上高は56億9600万円で同3・1%増、セグメント利益は6億7300万円で同23・2%増となった。米国では、産業用ホースの販売は減少したが、自動車部品は販売が増加、また円安による為替換算上の影響もあり、増収増益となった。メキシコの自動車部品は、販売の増加等により増収増益となった。

 東南アジアの売上高は9億100万円で同13・5%減、セグメント利益は4800万円で同47・6%減となった。タイでは、自動車部品の国内向け販売の減少により、減収減益となった。マレーシアでは連結子会社が清算に向けて事業規模を縮小しているため減収・減益となった。

 中国の売上高は7億8500万円で同15・0%減、セグメント損失は6000万円(前年同期は7100万円の損失)となった。家電用ホース及び自動車部品の販売減少により、減収減益となった。

 通期の連結業績予想は前回から変更はなく、売上高は477億円で前期比3・3%減、営業利益は27億円で同4・7%減、経常利益は30億円で8・7%減、当期純利益が18億円で同46・8%減を見込んでいる。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー