フコクの25年3月期連結決算は、売上高が896億5700万円で前期比0・9%増、営業利益は47億2100万円で同29・5%増、経常利益は45億6900万円で同11・6%増、当期純利益は29億3100万円で同3・9%減となった。
セグメント別では、機能品事業の売上高は411億4900万円で同5・5%増、セグメント利益は49億9900万円で同15・3%増。受注が堅調に推移したこと及び為替換算の影響により増収。原材料費や労務費等の上昇を合理化や売価反映等により吸収したことで増益となった。
防振事業の売上高は381億7700万円で同1・1%増、セグメント利益は28億6700万円で同33・9%増となった。受注が概ね堅調に推移したこと及び為替換算の影響により増収。金具鋼材費や労務費等の上昇を合理化や売価反映等により吸収したことで増益となった。
金属加工事業の売上高は53億4200万円で同20・7%減、セグメント利益は8000万円で同256・7%増となった。現在、採算性向上に資する非採算部品の事業縮小を進めていることから減収となったが、金具鋼材費や労務費等の上昇を合理化や売価反映等により吸収したことで増益となった。
ホース事業の売上高は47億8400万円と同11・0%減、セグメント利益は2億500万円で同8・1%増となった。売上高は主に東南アジアでの需要減少が見られたことから減収となったが、原材料費や労務費等の上昇を合理化や売価反映等により吸収したことで増益となった。
26年3月期連結業績予想は売上高880億円で同1・8%減、営業利益50億円で同5・9%増、経常利益50億円で同9・4%増、当期純利益35億円で同19・4%増を見込む。