ゴムタイムス社は6月6日、「高分子架橋材料の力学物性発現メカニズムと構造解析のポイント」をテーマにWEB限定セミナーを開催します。
高分子架橋材料の架橋構造を分類し、架橋網目構造の解析手法、特に散乱法を用いた構造解析について解説する。また、高分子架橋材料の架橋網目構造と力学物性(弾性率、強靭性)との相関についても説明する。さらに、2000年代に入ってから急激な発展を遂げている高強度ゲルの歴史を振り返り、過去20年で提唱されてきた強靭化メカニズムを整理する。最後に、可逆な伸長誘起結晶化による自己補強効果という新規強靭化手法も説明し、従来の高強度ゲルでは相反関係にあった強靭性と復元性の両立に世界で初めて成功した事例を紹介する。
〇セミナー開催日時 25年6月6日12時30分~16時30分。
〇講師 眞弓 皓一 (東京大学物性研究所)。略歴 東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻博士後期課程修了 博士(科学)。ESPCI Paris博士研究員。東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻助教。東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻特任講師。東京大学物性研究所附属中性子科学研究施設准教授。
〇受講料は4万5000円/1人(税別)。申し込みはゴムタイムスWEBから。
〇当日のプログラム①高分子材料における架橋様式(架橋とは、高分子架橋材料の弾性の起源など)②高分子架橋材料の構造と物性(高分子架橋材料の網目構造解析など)③高強度高分子ゲル(高強度ゲルの分類など)④引っ張ると頑丈になる高強度ゲル(高分子ゲルにおける可逆な伸長誘起結晶化の発見など)