ＵＢＥは４月１日、25年度入社式を開催し、西田祐樹社長が74人の新入社員を前に挨拶を行った。西田社長は「当社は１８９７年に石炭採掘事業からスタートし今年で１２８年の歴史ある企業だが、大きな変革期を何度も乗り越えてきた。今、スペシャリティ化学企業への転換という新たな大変革の時期を迎えている。経営体制は時代や事業環境に応じて変えていくが、当社の経営の根底にある「創業の精神」は不変だ。それは「共存同栄」と「有限の鉱業から無限の工業へ」という二つの創業の精神で表されている。 「共存同栄」は「企業と地元の発展、すなわち得られた利益と社会貢献を同軸で捉える」として、また「有限の鉱業から無限の工業へ」は「化石資源に大きく依存しない事業の展開、それらの持続的成長による無限の価値創造」として、今なお、私たちの進むべき方向を示している。当社はこれまでも、数多くの危機を機会として捉え、自らを変えてきたＤＮＡを強みに、有限から無限への果てしない挑戦による成長を果たしてきた。変革には若い力が欠かせませんので、皆さんも新たなＵＢＥを創る挑戦者の一人として、是非、仲間に加わってほしい」などとエールを送った。
