ＴＯＹＯ　ＴＩＲＥが発売　軽ハイトワゴン専用のタイヤ

　ＴＯＹＯ　ＴＩＲＥは２月12日、グローバル・フラッグシップタイヤブランド「ＰＲＯＸＥＳ」シリーズにおいて軽ハイトワゴン専用プレミアムタイヤ「プロクセス　エルユーケーツー」を２０２５年３月より国内市場で発売すると発表した。
　国内では軽自動車へのニーズが堅調であり、室内の広さや日常での使い勝手の良さからハイト系ワゴンは特に人気がある。重心位置が高いことからふらつきが起きやすい傾向があることから、同社は偏摩耗を抑えたしっかり感のある専用タイヤを他社に先駆けて開発、提供してきた。
　このたび発売する「プロクセス　エルユーケーツー」は、従来品（ＴＲＡＮＰＡＴＨ　ＬｕＫ）の静粛性、しっかり感、上質な快適性、摩耗性能を継承しながら、ウェット制動性能が向上、転がり抵抗が低減した軽ハイトワゴン専用プレミアムタイヤとなる。
　パターン設計にあたっては、同社独自のタイヤ設計基盤技術「ティーモード」を活用し、トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンを採用した。これにより、操縦安定性と静粛性を両立している。また、高級感を演出するため、タイヤのサイド部に水面の輝きの反射をモチーフとした繊細でコントラストのある立体突起デザインを採用した。
　コンパウンドには、同社の材料設計基盤技術「ナノバランステクノロジー」を活用し、低燃費コンパウンドを採用した。コンパウンド中のシリカ分散剤が、転がり抵抗の低減、ウェット性能及び耐摩耗性能の向上に効果を発揮するシリカをより均一に分散させることで、これらの性能を高次元で最適化。これにより、ウェット制動性能が12％向上、転がり抵抗が９％低減（いずれも同社従来品（ＴＲＡＮＰＡＴＨ　ＬｕＫ）比）した。なお、シリカ分散剤の一部には環境に配慮した天然由来のサステナブル素材を使用している。

プロクセス　エルユーケーツー