ハイケムがCPHIに出展 Seplifeを紹介

2024年04月10日

ゴムタイムス社

 ハイケムは4月9日、4月17日~19日にかけて東京ビッグサイトで開催されるCPHI JAPAN(国際医薬品開発展)に出展すると発表した。
 この機会に、昨年より総代理店契約を結んでいる、Sunresin New Materials(西安藍曉科技新材料、Sunresin社)の「核酸・ペプチド固相合成用樹脂Seplife」を紹介し、同製品の日本市場における展開を積極的に推進していく。
 固相合成法とは、ビーズ状に加工した樹脂の表面上において、あらかじめ結合しておいた分子(リンカー)に、目的の分子(核酸モノマーや修飾したアミノ酸等)を順番に連結させて中長鎖の分子を合成する方法。この合成法によって得られた中分子化合物は、これまでにない新しい治療薬の開発を可能にし、多くの疾患に対する治療オプションを広げることに貢献している。
 特に希少疾病やアンメットメディカルニーズに対して、現在の医薬品開発の分野において革命をもたらしているといえる。 
 Sunresin社は西安に本社を置く上場企業。イオン交換樹脂、タンパク等不純物の吸着樹脂、および関連する分離・精製技術を専門とする中国のハイテク企業で、水処理、食品&飲料、バイオ医薬品、環境保護、資源回収など、広範囲の産業に対する先進的な材料ソリューションの開発と製造に注力している。
 同社とSunresin社は昨年、Seplifeシリーズ製品の日本地域における特定顧客以外の総代理店契約を締結し、共同で核酸・ペプチド固相合成用樹脂の日本マーケットの開拓を行っている。今般のCPHI出展を機にSunresin社が取り扱う高品質かつ価格競争力のある製品の認知拡大を図る。
 核酸・ペプチド固相合成用樹脂Seplifeの特長は、コスト競争力、短納期、顧客ニーズに合わせたカスタマイズが可能という点となる。
 Sunresin社の固相合成用樹脂は、世界の大手医薬品メーカーおよびCDMOに採用しているため、実用レベルでの生産を実現しており、コスト競争力の高い製品を提供可能となる。
 Sunresin社は樹脂メーカーに特化した企業のため、大量かつ多品種の製品の生産をタイムリーに行うことが可能となる一方、デリバリーに関しては、中国各地において多くの流通網を保有する同社が担っているため、発注から納品まで短納期が可能となる。
 リンカーを多種取り扱っているため、幅広い核酸およびペプチド医薬品の合成に対応する。また、顧客の保有する特殊なモノマーの担持受託も行っており、開発期間の短縮および上市後の高次原料供給も対応可能となる。

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